スクリーン


でっかい華やかなスクリーンの 誰も気付かないぐらい隅っこ

名前さえも与えられないような ただのエキストラ

ずっとあこがれ続けていた いつか手に入ると信じていた

無数のカメラとレフ板の先に 主役の僕が居る

「ありえないさ」知った顔で 斜に構えてたって

諦めたくはないよ

よくある脚本の1ページ 誰も見てないよな1行に

君のためだけにとっておいた セリフがあるよ

求めるだけのつまんない僕に 拍手をくれたただ一人

どんな悲劇も君と演じられたなら

ちっちゃいひなびた劇場の 閑古鳥の鳴く客席で

あの日見たストーリーの続きを待っている

間抜けな僕だけど

「忘れないさ」呟いた 蚊の鳴くような声で

何度つまづいたって

よくある脚本の1ページ 誰も見てないよな1行に

君のためだけにとっておいた セリフがあるよ

求めるだけのつまんない僕に 拍手をくれたただ一人

どんな悲劇も君と演じられたなら

モノクロームの僕のフィルムが

君の魔法で色づいていく

よくある脚本の1ページ 誰も見てないよな1行に

君のためだけにとっておいた セリフがあるよ

求めるだけのつまんない僕に

拍手をくれたただ一人

どんな悲劇も君と演じられたら

どんな奇跡もきっと信じられるのさ



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