おとぎ話


ずっと僕らは道に迷い続けていた

仄暗い森を青い鳥探して

おとぎ話に描かれたような

ほんのささやかな奇跡にも

騙されながら 伸びる豆の木

僕らよじ登り続けてる

ねぇ 誰も笑わなくなった

伸びた鼻の人形が溢れても

ずっと僕らは道に迷い続けていた

仄暗い森をお菓子の家探して

そして無くした物は

ずっと僕らを包んでた優しい光

見失う昨日に背中を向けて

おとぎ話に描かれたような

ほんのありふれた魔法さえ

疑いながら 怯えて眠る

僕ら醜い雛鳥だろ

ねぇ 誰も救えなくなった

コウモリは今どこへ飛び立つの?

ずっと僕らは道に迷い続けていた

仄暗い森を青い鳥探して

そして見つけた物は

そっと僕らを迎える希望の暗闇

また出会う未来に足を踏み出して



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