部屋
すべてを消し去ったはずの部屋で
確かに呼吸の音がしてた
慌てて息を止めてみても
次はこの心臓が高鳴りだした
ただ孤独と寄り添って 暗闇と手を繋いで
君と出会う夢を見てた
枯れない花はきっと咲かない花だろって
そんな歌を思い出した
すべてを閉じ込めたはずの部屋は
僕が手に入れた宇宙のすべて
崩れ落ちた因果地平の果ては
君の呼吸で回る小さな街
夢は覚めてしまった 夜は明けてしまった
何も伝えられないままだ
牙を剥いた猛獣だ 闇を奪う侵略者
なんて残酷なこの光
僕らを捨て去ったはずの星で
確かに君の声がしてた
夢が覚めてよかった 夜が明けてよかった
また君に会える気がした
例え裏切られようと 何度でも信じようか
なんて残酷なこの光
なんて美しいこの光